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OGの声
本講座の修了者は、さまざまなフィールドで活躍しています。以前の出身者も含め、情報をお寄せくださった方から順次掲載していきます。なお、所属・職名の変更について情報をお持ちの方は、ぜひこちらまでお知らせください。
さらに、社会に羽ばたいていった方々からいただいた、大学院への進学経緯・在学中の苦労や克服・在学生へのメッセージなどをQ&A形式で紹介しています。
OG(社会・地域学講座の出身者より)【名前:所属[専門分野]・個人ページ・Researchmap】五十音順・敬称略
大淵 裕美  神戸女子大学家政学部家政学科 講師[家族関係学、文化社会学、ジェンダー論]・個人ページResearchmap
川上 千佳  株式会社三菱総合研究所ヘルスケア・ウェルネス産業グループ 研究員[働き方、ワーク・ライフ・バランス]・個人ページ
島田 愛子  (株)JEOL RESONANCE アプリケーションサポートT
宮本 結佳  滋賀大学教育学部 准教授[環境社会学]・個人ページResearchmap
村田 賀依子 奈良女子大学サハケレアネキヨヘ_タコヌアネキヨヨアイ・-。セ|フ衲|モホマキ。ソ非常勤講師・奈良女子大学国際交流センター特任助教[理論社会学]・個人ページ
OG(現講座になる前の出身者より)【名前:所属[専門分野]・個人ページ・Researchmap】五十音順・敬称略
筒井 由起乃 追手門学院大学国際教養学部 教授[ベトナム研究、人文地理学]・個人ページ
中田 奈月  奈良佐保短期大学地域こども学科 教授[職業社会学、ジェンダー論、社会調査]・個人ページResearchmap
中塚 朋子  就実大学人文科学部 准教授[社会学]・Researchmap
吉原 千賀  高千穂大学人間科学部 教授[家族社会学]・個人ページResearchmap
島田 愛子 さん
所 属:(株)JEOL RESONANCE アプリケーションサポートT
テーマ:電子スピン共鳴とルミネッセンス現象を用いた年代測定および堆積物の起源と環境変遷史
修了年:2008年
Q1:社会・地域学講座へ進学しようと思ったきっかけや理由は?
A1:私は、他大学の応用物理学科にて、電子スピン共鳴(ESR:Electron Spin Resonance)現象を利用した石英の年代測定を研究テーマにしていました。研究を進めるうちに、その分析対象である試料(火山噴出物・堆積物など)に対しての知識不足を常に感じていました。そのため、地形学・地質学を学びながら、ESRやルミネッセンス現象を用いた年代測定の研究ができるこの講座に進学をしました。
Q2:在籍中、研究を続けていくうえで苦労したことや悩んだことはありましたか? また、それをどのように克服しましたか?
A2:学内にて、研究テーマの専門的な内容を議論しあえる学生が居なかったことです。しかし、異なる研究テーマの学生とは、研究内容や理論の構築の方法など、自分と違う視点から議論することができました。専門的な内容に関しては、先生方々や他大学の同様な研究をされている方々と議論し深めていきました。
Q3:社会・地域学講座の「よさ」があるとしたら、どういった点でしょうか?
A3:色んな研究をされている方が居るので、お互いの研究テーマについて議論することにより、新しい発想・考え方を知ることができ楽しいと思います。
Q4:これからドクターコース進学や博士号取得を志す人へのメッセージをお願いします。
A4:私は、色んな方々から、多くのアドバイスをいただきながら、研究を続けてきました。ここで学んだ、物事・理論の考え方は、現在の仕事をする上でとても役立っています。 私は、自身の研究を将来の研究や仕事に反映させるには、学会や研究会へ積極的に参加し、自身の研究を知ってもらう努力が必要だと思います。私の仕事は、そのような学会や研究会で出会いました。 現在は、ESR装置を使って研究や分析をされる方々のサポートを行いながら、これまで行ってきた研究を進め、その成果を学会等で発表しながら、その装置を広めていく仕事をしています。 研究のために多くの時間を費やせるのは、やはり学生の時だけだと思います。たくさん議論をしていただき、自身のオリジナリティを深め、有意義に過ごしてほしいと思います。
宮本 結佳 さん
所 属:滋賀大学教育学部 准教授(→ 詳しく
テーマ:環境社会学・現代アートを媒介とした景観創造
修了年:2010年3月(2009年4月〜2010年3月日本学術振興会特別研究員 DC2)
Q1:社会・地域学講座へ進学しようと思ったきっかけや理由は?
A1:環境社会学の視点からフィールドワークを通じて地域環境を研究したいと考えており、社会学はもちろんのこと、地理学等多様な分野の先生方から幅広く指導を受けることができる点に魅力を感じ、進学を希望しました。
Q2:在籍中、研究を続けていくうえで苦労したことや悩んだことはありましたか? また、それをどのように克服しましたか?
A2:「現代アートを媒介とした景観創造」という比較的新しい現象を研究対象としているため、どのような切り口・視点から対象を分析するかという点に悩んだ時期がありました。そんな時、人文地理学や自然地理学等隣接分野を専攻する院生仲間との議論の中で、自分一人では気づけなかった新たな視点を示唆してもらえる「目からウロコ」の機会が何度もあり、とてもありがたかったです。
Q3:社会・地域学講座の「よさ」があるとしたら、どういった点でしょうか?
A3:先ほどの話と重なりますが、社会・地域学講座には、地理学・社会学の視点で様々な対象を研究している先生方がおられ、それぞれのご専門の観点から院生の研究テーマに対して指導・助言をしてくださいます。多様な観点から自身の研究について指導していただく機会がある点が大きな特徴ではないでしょうか。
また、院生の専門分野・研究対象も多岐に渡り、普段専門領域の学会等ではなかなか会うチャンスのない分野の研究仲間と、院生室で気軽に議論し合える環境はとても刺激的です。
さらに大学院修了後も、院生時代に構築されたネットワークは健在で、折に触れて各自の研究に関する情報提供、意見交換ができる点も「オススメできるポイント」です。
Q4:これからドクターコース進学や博士号取得を志す人へのメッセージをお願いします。
A4:近年、どのようなフィールドで生起している、いかなる社会事象を対象とする場合にも、学際的な視点から研究対象を分析することが求められるようになっていると感じます。そういった意味でも、ドクターコース在学時に自然と隣接領域の研究を知ることができ、多様な分野の院生間で切磋琢磨し合える社会・地域学講座はとても恵まれた環境だと思います。

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奈良女子大学大学院 人間文化研究科 博士後期課程 社会生活環境学専攻 社会・地域学講座|ADDRESS:〒630-8506 奈良市北魚屋西町|TEL: 0742-20-3699