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OGの声
本講座の修了者は、さまざまなフィールドで活躍しています。社会に羽ばたいていった方々からいただいた、大学院への進学経緯・在学中の苦労や克服・在学生へのメッセージなどをQ&A形式で紹介します。
藤原 ひとみ さん
所 属:奈良女子大学 生活環境学部住環境学科 教務補佐(2015年3月末まで)
テーマ:高齢者の住環境,居住支援制度,福祉のまちづくり
修了年:2014年3月
Q1:生活環境計画学講座 へ進学しようと思ったきっかけや理由は?
A1:高齢者の住環境を研究していくうえで高齢者が暮らしやすい仕組みづくりの必要性を強く感じ、自身でその仕組みを構築したいと考えるようになりました。そのためには制度設計など都市計画に関する幅広い知識が必要だと考え、それらを学ぶことのできる生活環境計画学講座への進学を決めました。
Q2:在籍中、研究を続けていくうえで苦労したことや悩んだことはありましたか? また、それをどのように克服しましたか?
A2:博士後期課程に進むと同期がぐっと少なくなります。研究の小さな悩みから専門的な内容の議論が気軽にできる仲間が身近にいなくなり、研究に行き詰った際に悩みから抜け出すきっかけを掴むことに苦労しました。克服法としては指導教員や学内の先生方への相談は勿論、大学以外での研究会や学会等で知り合った研究者の方などと積極的に議論を交わしたり相談に乗っていただいたりするなかで徐々に進むべき方向性が見つかりました。
Q3:生活環境計画学講座 の「よさ」があるとしたら、どういった点でしょうか?
A3:ランドスケープから住宅,都市,まちづくりまで生活環境に関わる多様な研究領域の先生方がおられ、様々な視点から指導や助言が得られることではないでしょうか。学生の研究内容も多岐にわたりますので、互いの研究内容を紹介しあうだけでも新しい知識や視点が得られることは大きなメリットだと思います。また、社会人学生や子育て中の方も多くその方々からは上手な時間の使い方や女性のキャリア形成に関する多くのことを学べました。
Q4:これからドクターコース進学や博士号取得を志す人へのメッセージをお願いします。
A4:研究者を目指す方には早い段階から研究内容について気軽に議論や相談ができる仲間を作っておくことをお勧めします。遠慮なく物事が言える間柄で議論ができると研究の進み具合が格段に違います。また、どれだけ多くの人の助言を受けて来たかで研究の精度は変わってきます。そのためには積極的に研究会や学会などで発表し、研究者同士の繋がりをつくることが大切です。学生時代に培った研究者同士のつながりはその後の研究者人生でも活きてきます。 研究が行詰ると内に閉じこもりがちになりますが、積極的に外にでて多くの議論を重ね、自身を高めていっていただければと思います。

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