食物栄養学科では「食」にかかわるバイオサイエンスの高度な研究・教育を行うと同時に、人間栄養学にかかわる分野を充実させ、科学概念と同時に実践的知識を身に付けた食物・栄養分野における日本のリーダーとなる専門家の育成を目的とします。
生涯にわたって健康で豊かな生活を営むことは人類共通の願いであり、そのためには食に関わる様々な科学的知識を深く理解していくことが重要です。
食物栄養学科では、食物、栄養分野における日本のリーダーとなる専門家の育成を目指しています。食物という身近な素材から人々の健康増進、疾病予防を考え、食物の栄養性、機能性、安全性、嗜好性などについて、ライフサイエンスを基礎とした教育、研究を行っています。その対象は化学物質(DNA、タンパク質、脂質、ビタミン等)や細胞などのミクロ分野から、個体、ヒト集団などのマクロ分野まで多岐にわたります。また管理栄養士、栄養教諭、家庭科教員(中・高)、食品衛生監視員・管理者の養成課程を設置しており、病院や学校、保健所での実習を通して実践的な教育も行っています。
人の健康を、生活の基本である衣・食・住だけでなく、社会環境、生活習慣、身体、運動、こころ、発達、教育などの多様な視点・観点から総合的に学ぶことを目的としています。こころと身体の健康を定量的あるいは定性的に分析することで科学的に考える能力を養い、健康な生活のあり方を提案できる人材を養成します。
これまで生活と健康との関連について生理学や人間工学など自然科学的視点で研究・教育を行っていた生活環境学部生活健康学専攻にスポーツ健康科学、臨床心理学の分野が加わり、こころと身体の健康について総合的に研育を行う、心身健康学科が設置されました。
人々が豊かな生活を営む為には、心身ともに健康であることが基本であり、誰もが健康な生活を送ることを願っています。本学科では、生活している環境や生活習慣がこころと身体の健康に及ぼす影響について、幅広く学びます。これらを学ぶことにより健康的な生活を送るための生活の環境や生活習慣のあり方、および心身の健康を増進させるアプローチを科学的根拠に基づいて考える能力を身につけます。
健康なこころと身体をつくる環境やライフスタイルを創造する実践力を身につけて社会に貢献しませんか?
住環境学は、安全・安心で、快適に生活することができ、自然環境とも共生できる住環境を総合的に創り上げていくことを目指した学問体系です。住まいのインテリアから建築、都市、地域にいたる広範な領域を対象に、生活者の視点に立った質の高い生活空間の計画・設計・管理するための技術を学びます。
住環境学は、安全・安心で、快適に生活することができ、自然環境とも共生できる住環境を総合的に創り上げていくことを目指した学問体系です。住環境学科では、空間的には身近なインテリア・住宅から、近隣環境、ランドスケープ、地域コミュニティ、都市にいたる広範な領域を対象に、これらを生活との関係から、どのように計画、設計、整備、管理していけばよいかを考えていきます。
私たちの社会は、少子高齢化、高度情報化、男女の共同参画、家族形態の多様化など、今後変化が一層進展するとともに、地球環境保護意識の高揚に伴って、人々の生活も大きく変化していくと思われます。 それによって生じる新たな住生活ニーズや社会が求める人材の動向を的確に把握し、それに対応した教育・研究を推進して、 社会の要請に応えるとともに、それぞれの専門分野(住環境の構想・計画・設計・管理・改善等)でその本質を見極めたうえで、リーダーとなれるような人材を養成することを目指しています。
文化情報学科では、生活に関わる教育・研究を基盤としつつ人文社会学と情報通信技術を文理横断的に活用し、社会的課題解決に取り組むとともに、新たな価値を創造する次世代を担う女性人材の養成を目的とします。
いま、私たちの社会が目指す二つの方向性は、SDGsという言葉で示される持続可能な社会の形成と、Society5.0時代と呼ばれる暮らしの情報化、より良い未来の生活を作り出すために、私たちはこの二つを文理横断的に活用する人材を育成します。
目指すのは、人と環境にやさしいデジタル化社会、人文社会科学と情報通信技術が私たちの「未来」を作ります。
情報衣環境学科は、衣環境学と情報工学の基本的事項や先端技術を教育・研究し、安全で快適な衣環境の構築、モバイル装置としての衣服の構想、並びにライフ・コンピューティングによる生活改善を行うための専門知識や技術を身につけた人材の養成を目的とします。
ライフスタイルの変化や高齢者の増加、地球温暖化や情報化の進展など、現代社会はめまぐるしく変動しています。その中で、人間にとって最も身近な環境を形成し、活動を支える衣環境に関する学問の重要性が増しています。時代の要請する安全で快適な衣環境の構築を目指して、衣環境素材としての高分子や繊維集合体、アパレルの設計と生産、コンピュータ支援ファッションデザインやウェアラブルコンピュータなどのフロンティア技術、並びに衣の管理と再利用について教育・研究を行います。そして、快適でセンスの良い衣環境をつくりだす能力を身に付けた人材の養成を目指します。