設立の背景と概要
奈良女子大学理学部数物科学科は、数学コース、物理学コース、数物連携コースの3つのコースからなり、 数学と物理学の教員が連携して教育を行っています。 自然科学考房はそんな数物科学科の設立をきっかけに立ち上がりました。
学生の能動的な学修や課題解決能力の向上のためにアクティブラーニングを実践できる場を提供 この事業を通して自然科学において複合的かつ高度な専門性をもち 知識基盤社会に対応できる理系女性リーダーの養成を目指しています。
実施体制
考房運営委員会
数物科学科の教員 7 名により設置され、以下の内容についての決定を行うほか、定期的に活動にも参加し、学生に指導や助言を行います。
- ✿ 活動内容の考案・承認と定期的な活動状況の評価
- ✿ 施設整備や予算の編成と執行
自然科学考房実習室
実際の活動の場として、自然科学考房実習室を設置しています。 ホワイトボードとディスプレイを設置し、対面での読書会やオンラインと対面を併用した活動を実施できる環境が整っています。寄贈書を含めて1000冊以上の蔵書がある図書室としての機能も併設しており、数学や物理に関する図書を閲覧・貸出が可能です。
活動内容の紹介
読書会
数学や物理の本を、学生数人と教員数人で読み進めています。
途中からの参加や聴講のみも歓迎いたしますので、数物科学科の学生さんはぜひ参加してみて下さい。
学生企画プロジェクト
アクティブ・ラーニングの一環として、学生のアイディアに基づくプロジェクトを、学生主体で行っています。
数学と理科の体験工房
毎年、学生が先生となって中学生に数学や理科の面白さを伝える、中学生向けの科学イベントを主催しています。
よのなかゼミ・教職ゼミ
元高校教員の講師をお招きし、科学ニュースに関する意見交換をしています。
また、教員志望の学生同士で模擬授業をしたり、教育に関する意見交換を行っています。
談話会
女性教員をお招きしての女子会や、考房スタッフの教員との交流会を含めた談話会を行っています。
他の学年の学生や教員と交流を深めたり、自然科学考房の企画案が飛び出すきっかけにもなっています。