【事業目標】
日本の中山間地の農村コミュニティには、高齢化の進行と次世代の担い手の不足から、近い将来存続の危機を迎える可能性が高い地域があります。現在、農村に在住し農業をおこなう人々自体も高齢化しており、現在他地域に住んでいる、そのコミュニティの出身者が、定年帰農などによって村に戻って営農をしたとしても、やはり高齢者営農となるでしょう。つまり、農村コミュニティを維持してためには、当面の課題として、高齢生活者を中心とした営農コミュニティをいかに維持するか、について考えなければなりません。
そこで、高齢者でも容易に扱えるという点に十分配慮した、新しい電動農作業車や「らくらく栽培」システムを導入することで、畑のバリアフリー化を実現し、高齢農業従事者が楽しく生き生きと農業を営める環境構築を目指します。その実現のため、コミュニティの状況を評価し、コミュニティ構成員おのおのが、自分たちの将来像を容易に展望することが可能になるような、集落やコミュニティ成員の現状把握の方法を考案していきます。
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