第14回女性史学賞授与式を実施しました(1月11日)

 奈良女子大学アジア・ジェンダー文化学研究センターは、歴史学者で文化勲章受章者の故脇田晴子氏の提唱により2005年に創設された「女性史学賞」の運営を引き継ぎ、1月11日、本学としては3回目となる女性史学賞授賞式を行いました。「女性史学賞」は、ジェンダー視点をもつ優れた単著に与えられる賞で、通算第14回目となる今回は、北村紗衣氏(武蔵大学人サハケレアネキヨヘ_タコヌアネキヨヨアイ・-。セ|フ衲|モホマキ。ソ准教授)の『シェイクスピア劇を楽しんだ女性たちー近世の観劇と読書』(白水社)が受賞作に選ばれました。
 当日は、選考委員、大学教員、学生、地域の方など多くの来場者があり、冒頭、今岡春樹学長から、伝統ある女子大学として「女性史学賞」を引き継いだ意義が述べられました。
 次いで、女性史学賞授賞式並びに選考委員の姫岡とし子氏(東京大学名誉教授)による選評の後、北村氏による受賞講演が行われ、同書が、シェイクスピア劇を観劇していた近世ヨーロッパの女性達のファン活動″がどのようなものであったかを、古書に残されたメモ書き等の記録から読み解き、考察したものであることが語られました。続いて、北村氏の学生時代の指導教員であり、シェイクスピア研究者の第一人者である河合祥一郎氏(東京大学大学院総合文化研究科教授)からは、受賞作に対するコメントや、北村氏の学生時代のエピソード、同じ道を歩む北村氏への更なる活躍への期待が述べられました。その後、会場内の参加者との間で活発な意見交換が行われ、盛会のうちに閉幕しました。
 なお、「女性史学賞」は、脇田氏の遺族から同大への寄附金を原資としています。今回の会場となった奈良女子大学記念館(重要文化財)には、寄付者への謝意が込められた銘板が設置してあり、そこには脇田晴子氏の名が掲載されています。
 また、当日の様子はメディアによる取材を受け、に掲載されています。


高岡尚子センター長(左)から第14回女性史学賞を受ける北村紗衣氏(右)                       

北村氏による受賞講演